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首のしくみ

椎骨と椎骨の間に椎間板というクッションの役割をするものがあります。この椎骨と椎骨、椎間板が積み重なったものを脊柱(背骨)といいます。この脊柱の上から7個目までが頚椎といって首の部分の骨にあたります。この7つの骨によって首の複雑な動きをすることができます。首にあたる頚椎は、6?8kgほどある頭を支える役割があります。頭を動かすことで、大きく負担を受けます。また、頚椎は脊髄も守る働きもあります。長時間にわたって、テレビを見たりパソコンを行って、同姿勢をしていると姿勢が悪くなったり、首への痛みを伴うこともあります。他にも頚椎の障害が原因となって、頚椎を通っている神経が圧迫してしまい、首の痛みや手足のしびれなどの症状を引き起こしてしまいます。頚椎の変形による首の痛みなどは、加齢によるものが原因となることが多いです。しかし、頚椎だけなく、他の病気などが影響していることもあるので、注意する必要があります。

首の痛みによる手足のしびれ

首の痛みだけでなく、手や足にもしびれなどの症状を感じる場合があります。首の部分である頚椎から手や足などの指先まで神経が伸びております。この神経が何らかの原因によって圧迫されて、首の痛みや手や足のしびれの症状を引き起こします。その首の痛みや手や足のしびれを起こす原因とは、「頚椎症」「頚椎椎間板ヘルニア」「胸郭出口症候群」などがあります。頚椎症は、頚椎が加齢によって変形してしまう症状です。頚椎椎間板ヘルニアは、椎間板の変形によるものです。そして、胸郭出口症候群は、胸郭の出口部分が狭くなることによって、神経や血管を圧迫してしまい肩や腕などにもしびれを引き起こす病気です。特に腕を上げたときに症状がひどく感じます。また、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアでも、脊髄が圧迫されるほどの症状のときは、足にもしびれを感じることがあります。他に首の痛みや手足がしびれる症状を起こす病気としては、脊髄が圧迫されて起こる「脊柱靭帯骨化症」、脊髄にできる腫瘍「脊髄腫瘍」などがあります。

注意が必要な首の痛み

首の痛みには、心配しなくても大丈夫な場合と、注意する必要がある場合があります。注意しなくてはいけない首の痛みとは、「ケガによる首の痛み」「がんの転移による首の痛み」「感染症による首の痛み」です。ケガによる首の痛みの場合は、首や体が動かないように固定し、直ちに救急車で搬送してもらいます。がんの転移による首の痛みの場合は、肺など他の臓器などのがんが脊柱に転移したときに症状として現れます。しかし、初期の段階では自覚症状はないので、骨がもろくなり小さな骨折が起こり痛みを伴うようになってから症状として感じることになります。そのままがんが大きくなり神経を圧迫するようになると、手足のしびれなども感じるようになります。また、感染症による首の痛みの場合は、肺炎や扁桃腺の病気の細菌などが首の部分の頚椎に感染し、肺炎や扁桃腺の病気などが治ってしばらくしてから首の痛みなどを感じます。感染症を起こした場合は、抗菌薬で治療ができます。しかし、重症の場合は手術をすることもあります。

心配ない首の痛み

首の痛みには、心配しなくても大丈夫な場合と、注意する必要がある場合があります。首の痛みが原因となっている病気としては、およそ10%です。他の80?90%は、特に病気が隠れていないため心配しなくても大丈夫な首の痛みです。これらの首の痛みを総称して「頚肩腕症候群」といいます。主に長時間、同じ姿勢をしていたことが原因です。長時間同じ姿勢をすることによって、首や肩の筋肉が緊張状態となります。そして、血行不良を起こします。すると、首や肩などにコリを起こして、首の痛みなども引き起こしてしまいます。このような場合は、体操を行うことで首の痛みなどは改善されます。しかし、首の痛みが続く場合などは、首の痛みなどを治すための治療が必要となることもあります。この場合の治療法としては、消炎鎮痛薬や筋弛緩剤などを使って、首の痛みやコリなどを治します。ただし、これらの治療だけでは、完全に首の痛みなどを治すことは困難です。

首の痛みを軽くする体操

首の痛みやコリを解消して、軽くする体操を紹介したいと思います。しかし、頚椎の状態などによっては悪影響となってしまう場合もあるので、注意が必要です。首の痛みやコリを解消して、軽くする体操を行う前に次の動作をしてみます。
1.肩をすくめます。2.斜め上に首を向けてみます。この動作をしたときに、首の痛み、しびれやめまい、ふらつきなどの症状を感じる場合は行わないでください。では、首の痛みやコリを解消して、軽くする体操のやり方です。1.右側の肩をすくめて、顔は左方向斜め上に向けます。2.そのままの状態で、右側の肩3回くらいぐるっと回します。3.1の姿勢にします。4.顔をゆっくりと左方向斜め下へ向けて頭を倒していきます。そして、同時に右の肘を曲げていきます。5.さらに頭を倒しながら、肘を床の方向へ下げていきます。そして、首から肩の部分を伸ばしていきます。いきなり伸ばしてしまうと傷めてしまう場合もあるので、5秒ほどかけてゆっくり行います。そして、反対側も同様に行います。

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